階段
インテリアとしての階段
階段は上り下りの機能だけでなく、住空間のインテリアとしても重要です。スウェーデンの階段は安全でデザイン性に優れたインテリアとしての階段です。木の素材がもつ温もりと立体的な曲線の美しさとがスウェーデンの伝統木工技術によって融合された階段です。木製なのにここまで美しくできるのか?木製だからこそ、ここまで美しいのか?スウェーデンの階段はまるでオブジェのようです。
デザインと安全性
階段で最も危険なのは上り下りのリズムが変わることです。スウェーデンの階段は踏板動線部の奥行きサイズを同じにして上り下りのリズムを一定に保つようにつくられています。その結果、踏板の形状は圴一ではなく、デザインの独創性にもなっています。
一つひとつがオリジナル
スウェーデンの階段は形状、スタイル、樹種と塗装仕上げ、各パーツのデザインと要望に応じて作っていきますので一つひとつがその家だけのオリジナルとなります。形状はI型、L型、U型を基本とし、スタイルは踏板をささら桁へ載せるか、はめ込むかを選びます。踏板を手すりで吊るといったスタイルもあります。樹種はパインやオーク、白樺、ウォールナット等で塗装を組み合わせ様々な仕上げを表現できます。手すりや手すり子も木製だけでなく、ステンレス製やガラス製のバリアなどインテリアに合わせてコーディネートされます。
専用工場ですべて作製
曲線の部材に違う形状の踏板・・・そんな複雑な階段も現場ではパーツを組み上げるだけです。すべてが専用工場で階段のスペシャリストによって作製されるから成せる技です。
ロフト用コンパクト階段
小屋裏空間の多いスウェーデンではロフト用のコンパクト階段もあります。踏み足の左右を限定した面白い構造の階段です。